脂肪吸引の拘縮とは?起こる原因と対処方法をご紹介
執刀医:勘定正哉
@eclinic_kanjo
脂肪吸引の拘縮はなぜ起こるのか?

脂肪吸引の拘縮は、術後すぐに起こるのではなく、術後数週間~数か月後に起こる現象です。
それでは早速、脂肪吸引後に起こる拘縮の症状や原因、起こる時期、起こりやすい場所からご紹介していきます。
脂肪吸引の拘縮とは?よくある症状
脂肪吸引の拘縮では、「皮膚が硬くなる」「表面が凸凹する」「引きつれやツッパリ感」といった症状が現れやすくなります。
また、症状の現れ方には個人差があり、これらすべてが起こることがあれば、いずれかひとつが起こることもあります。
脂肪吸引後に皮膚が硬くなったり凸凹ができたりすると、起こってはいけない異変が起こったかのように感じ、不安になるかもしれません。
しかし、脂肪吸引の拘縮は術後に見られることがある正常な反応ですので、まずは慌てず、安静に過ごすことに神経を傾けましょう。
脂肪吸引で拘縮が起こる原因
脂肪吸引の拘縮は、手術の失敗によって起こるものではありませんので、脂肪吸引を受けたからには起こるのが自然だという認識を持っておきましょう。
そこで気になるのが、拘縮が起こる原因なのではないでしょうか。
拘縮は脂肪吸引後の組織が回復途中に起こる現象で、脂肪吸引によってできた空洞を修復する目的で起こります。
脂肪吸引は、カニューレ(脂肪吸引機)を用いて脂肪を取り除く手術で、近年では体への負担が軽いマシンによる脂肪吸引が主流となっています。
しかし、体の組織として存在する皮下脂肪を取り除くのが脂肪吸引ですので、どのようなマシンを使用したとしても、体が受ける負担はゼロではありません。
そして、その回復段階で起こるのが拘縮という現象です。
つまり、拘縮が起こるということは、正常に回復に向かっているということなのです。
拘縮が起こる時期と経過について
脂肪吸引の拘縮は、急に強い症状が現れるのではなく、段階的に起こります。
なお、拘縮の起こり方には個人差がありますが、早い方では術後2週間あたりから皮膚が硬くなる、凸凹が目立ってくるなどの症状が現れ始めます。
そしてその後は、1ヶ月~3ヶ月前後で症状がピークを迎え、3カ月以降になると少しずつ症状が改善されていきます。
なお、脂肪吸引直後から数週間は強い内出血が起こることがありますが、この現象もまた、拘縮と同様に組織が回復に向かう段階で起こる現象ですので、心配はありません。
拘縮が起こりやすい場所
脂肪吸引の拘縮はどの部位でも起こる可能性がありますが、特に強い症状が現れやすいのは、お腹やウエスト、太もも、お尻、二の腕など、吸引する範囲が広い部位です。
それは、吸引する範囲が広ければ広いほど、吸引でできる空洞が大きく、修復のための反応が起こりやすいからです。
なお、拘縮は起こりやすい方とそうでない方がいますので、強い反応が起こったり起こらなかったりしても、一喜一憂するのではなく、とりあえず安静に過ごすことが大切です。
拘縮が起こりやすい人の特徴
拘縮は、脂肪吸引を受けたすべての方に起こるものと考えておく必要がありますが、起こりやすい方とそうでない方がいます。
なお、拘縮が起こりやすいのは以下に該当する方ですので、いずれかに該当する場合では、ほぼ拘縮が起こり、場合によっては強い症状が現れると考えておく必要があります。
脂肪の吸引量が多かった方
脂肪吸引の範囲が広く吸引量が多い方は、もともと皮下脂肪があった場所に大きな空洞ができますので、広範囲に渡り拘縮が起こりやすくなります。
一度に吸引できる脂肪の量には限界がありますが、特に限界ギリギリまで脂肪吸引を行った方ほど、強い拘縮が起こりやすくなります。
若い年代の方
20代~30代の比較的若い年代の方は、ある程度年齢を重ねた方よりも拘縮が起こりやすいといわれていますが、それは若い年代ほど新陳代謝が活発だからです。
つまり、脂肪吸引のダメージから回復しようとする機能が強く働くことで、より拘縮が起こりやすくなるということです。
脂肪吸引の拘縮が起こったら?対処方法をご紹介
脂肪吸引の拘縮は、どの部位であってもほほ起こると考えておく必要があります。ただし、手術直後~ダウンタイム、その後の過ごし方を工夫することで、拘縮を軽減することは可能です。
それでは、脂肪吸引後の拘縮を軽減するセルフケア方法と、美容外科での軽減方法についてご紹介していきます。
脂肪吸引の拘縮を軽減させるセルフケア方法

脂肪吸引後は、とにかく安静に過ごすことが大事ですが、それと同時に、ご自身で行える拘縮対策をしておくことも大事です。
術後の圧迫固定は必須
脂肪吸引では、部位や脂肪の吸引量に関わらず、術後の圧迫固定が必須です。
圧迫固定というのは、専用の固定バンドなどで患部を圧迫する処置をいい、この処置をしておくことで、皮膚と組織が密着します。
そしてその結果、術後に見られる腫れや内出血、むくみといった症状を軽減できるだけでなく、皮膚のたるみや拘縮の軽減効果も期待できるのです。
圧迫固定については術後に説明がありますので、説明通りに実践し、自己判断で外してしまわないよう注意しましょう。
温熱&マッサージ
脂肪吸引後の圧迫固定はおよそ1週間~10日前後で外れますので、そのタイミングで温熱&マッサージを開始しましょう。
圧迫固定が外れても、腫れや内出血、むくみはしばらくの間続きますが、拘縮に備えて温熱&マッサージを開始しておけば、拘縮が起こったとしても最小限に留められるでしょう。
温熱&マッサージの方法は術後に指導を受けられますので、必ず指導に従い、無理なく行いましょう。
なお、拘縮が始まってからのマッサージでも遅いということはありませんので、ご自身のタイミングで開始することをおすすめします。
温熱&軽いストレッチ
もしも可能であれば、温熱&マッサージとともに軽いストレッチも開始しておきましょう。
軽いストレッチには血行促進や老廃物の代謝促進効果を期待でき、拘縮の予防や改善にも役立ちます。
美容外科でのケア方法
セルフケアでの拘縮予防や改善が難しいと感じたときには、脂肪吸引を受けた美容外科で処置を受けることもできます。
脂肪吸引の凸凹が治らない!そんなときには

脂肪吸引の拘縮は、症状が現れてから6ヶ月後を目安として改善しますが、回復スピードには個人差があるため、6ヶ月以上が経過して、ようやく患部が柔らかい状態に落ち着くこともあります。
ただし、術後6カ月が経過しても改善される気配を感じられないときには脂肪吸引を受けた美容外科で適切な処置を受けなければならなくなることもあります。
凸凹が治らない原因
脂肪吸引後の拘縮でよく見られる症状は皮膚の凸凹で、人によってはかなり目立つ凸凹ができることがあります。
このような状態の多くは拘縮に原因がありますが、凸凹が術後6ヶ月以上の長期に及んでいる場合では、脂肪の取り残しや取りムラを疑う必要があるでしょう。
なお、脂肪の取り残しや取りムラは圧迫固定不足のほか、以下の原因によって起こると考えられています。
古い機種による脂肪吸引
脂肪吸引マシンは年々進化を続け、現在では脂肪の取り残しや取りムラが起こりにくい機種を導入している美容外科がほとんどです。
しかし、美容外科の中には古い機種をそのまま使い続けているところもあり、そのような美容外科で脂肪吸引を受けると取り残しや取りムラのリスクが高まります。
なお、新しい技術を取り入れた機種には、脂肪細胞を超音波で乳化させてから吸引する「ベイザー」や、高周波振動で脂肪細胞をほぐして吸引する「アキーセル」があります。
導入マシンについての不安がある場合には、これらのいずれかを導入している美容外科を選ぶと良いでしょう。
医師の技術力不足
脂肪吸引の知識が不足していたり技術力に問題があったりする医師が脂肪吸引を担当すると、そうでない医師よりも取り残しや取りムラが起こるリスクが高くなります。
つまり、脂肪吸引での取り残しや取りムラを防ぎたいのなら、脂肪吸引の実績がある医師を選んで手術を受けることが大切だということです。
対処方法
脂肪吸引で脂肪の取り残しや取りムラが起こってしまった場合では、再度脂肪吸引を受けることで改善を目指せます。
なお、同じ部位の脂肪吸引は、1回目の手術から3~6ヶ月後以降に受けることが望ましいとされていますので、ひとまず患部が落ち着くまで待ちましょう。
そして、ここで注意していただきたいのは、2回目の脂肪吸引では、拘縮によって組織が硬くなっている分、1回目の吸引よりも脂肪が吸引しにくい状態になっているということです。
そして、この状態で再度脂肪吸引を行うと、1回目よりも体の負担が大きくなり、術後には1回目よりも強い症状が現れやすくなります。
つまり、ダウンタイムも長くなる可能性があるということですので、凸凹の修正目的で再度の脂肪吸引を受ける際には、なるべく長期のお休みを確保しておくことが望ましいでしょう。
脂肪吸引の症例写真

執刀医:勘定正哉
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eクリニック 広島院で脂肪吸引の人気の医師は勘定 正哉医師です。症例写真も豊富でSNSなどで公開しています。勘定 正哉医師は脂肪吸引の症例が豊富で、症例写真もインスタグラムで多数紹介しています。
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